それぞれの思い・・・・・
クロス(アキラ編)
紅い月の下、オレは狂に拾われた。
狂は色々な意味で、オレの親であり師匠であり仲間だった。
仲間という表現はちょっとおかしいか・・・。
でも、あいつらといて退屈しなかったな・・・。
ボンはバカで、ほたるは仏頂面。
狂は狂でそれを楽しんでいるし・・・・。
本当に、楽しかった。
狂に拾われてから、俺は一生懸命狂達についていった。
通る道は全て俺にとって過酷な物だった・・・・・。
「お前もオレ様に大分ついてこられるようになったな」
ある日、狂が俺に近づいてきた。
ほとんど俺に見向きもしない狂が、
ある日突然俺に話しかけてきた。
あまりに突然だったので俺は、少し驚いた。
そして狂は続ける。
「今度はお前に刀の持ち方を教えてやるよ」
そう言ってきたんだ・・・・。
俺には狂しか居なかった。
だから狂の言うことに従った。
広い空き家で俺は月を見ていた。
窓からは一面の星が輝いていた。
月と言っても新月だから、影程度しか見えない。
新月は人を狂わせるという。
それなら自分も狂わせて欲しい・・・・・。
「お前の名前は?」
「アキラ・・・」
「そうか」
狂は俺の名前を聞くと、刀を握った
俺も用意された刀を握った。
数週間、俺は狂に稽古を付けられた。
時には梵天丸に稽古されたときもあった。
元々俺には、『侍の血』が流れていなかったのか、
なかなか技を覚えられなかった。
けれど何十倍も努力した。
そして俺は「双頭の竜」と言う異名を持つまでになった。
そして狂は俺を裏切った。
俺は誓う。
何時か必ず――――。
END
消化不良。
何が書きたいのか・・・・。
切羽詰まりついに死去(おい!)
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