それぞれの決意。

 

 

クロス ゆや編

 

 

闇が支配している夜・・・。

私はなかなか寝付けず、起きあがった。

私の隣には京四郎が気持ちよさそうに寝ていた。

それを見た私はクスリと笑った。

「外にでも行こうか・・・」

私は納屋を出ていった。

 

 

 

 

月明かりは静かに大地を照らしていた。

太陽とは違う、別の暖かみを帯びた光り・・・。

まるで兄様のように。

 

 

 

「あの子も可哀想なものだねー」

中年のおばさんがヒソヒソと話していた。

勿論私のこと。

「そうねー・・・親戚も居ないんでしょ?」

「誰がいったいあの子を引き取るんだろうね・・・・?」

みんな私のことを『いらないモノ』としてみた。

 

毎日、毎日泣いた・・。

兄様がいなくて、寂しくて・・・。

夜はこんなに寂しいモノだと思い知らされた。

 

だから決意した。

 

 

 

 

夜は“あの”ことを思い出す。

だから嫌いだった。

でも今は何故こんなにも安心できるのだろう?

京四郎と出会って、そして・・・・・あの・・・鬼目の狂に出会った。

これからはどんな旅になるかは分からない・・。

でも待ってて、兄様・・・・・。

 

 

いつか

 

 

 

 

 

 

必ず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END

 

 

 

切羽詰まっているのがよく分かりますよね・・・。

これだから無謀なことをするのは止めといた方がいいんですけどね・・。

クロスシリーズはお礼小説に関わらず、「味気なし!!」でも、連載します。

あえて、題名はクロスです。

何故って?

それは、KYOに出てくるほとんどのキャラのそれぞれ色々な過去があって、今があるんです。

その過去がなければ、狂とは出会わなかったでしょうね・・・。

 

それでは。

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