幸せ

　「幸せ」ってなんだろう・・・・。

ふと、そんなことを思った。

幸村に拾われて３ヶ月、オレはたくさんのことを学んだ。

これからの生活、忍術、幸村の護衛について・・・・。

それから他の十勇士のことも。

ほかにも色々学んだ。

だけど、何か足りない気がする。

そう、決定的な何かが。

考えているうちに「幸せ」ってなんだろう。

そんな考えが頭をよぎった。

シアワセ。

樹海にすんでいた頃のオレには無縁の言葉。

弱い物は死に、強い者が生き残る。

それが当たり前。

外の者とは違う生き方。

でも、その中でも幸せと呼べる物を感じるときがあった。

親友、弧太郎といるとき。

しかしそれは決してホントの幸せと呼べるのかは分からない・・・・。

オレの裏切りによって残ったのは罪悪感。

オレだけ生き残っていいのだったのか？親友を見殺しにするほどオレは卑怯者なのか？

けどその考えは否定した。

強い者が生き残る、それがすべてなのだから仕方ないと・・・。

けど今考えるとその考えは逃げだと分かる。

弧太郎の゛死゛と向き合わなければいけない。

そしてその時の罪を今償わなければならないことを。

確かに弧太郎といたときは幸せと呼べるかもしれない。

しかし今は幸せなのか？

・・・・・。

分からない。

でも、オレは幸村にあえて良かったと思う。

少なくとも樹海の生活よりはイイ。

それに・・・・・人の温かさを知った。

そう、あのときからオレはほんの少しだけ幸せになったのかもしれない。

樹海からでたこと。

少なくともそれは、絶望の初まりではない。

幸せの始まりだったのかもしれない。

ENＤ

あと書きの名を借りて謝罪。

すみません！！

こんな文章で。

佐助ファンの方々に申し訳ないです。

「こんなの佐助じゃないわ」

ごもっとも。

私が書くと変な佐助になってしまう。

でも世の中に出している。

矛盾してんじゃね〜か（殴り）

そして紅葉は死んだ（うそ）

この話を作るに至ってはですね。

佐助の幸せって何だろう？から始まったことです。

まー、確かに佐助には色々過去はあるけど・・・。

佐助に幸せは訪れるの？てなかんじでかきました。

これはくろさんに捧げたものです。

ＨＰ開設祝いみたいな物です。

捧げた物と、このあとがきは全然違う物です。

比べてみるのも面白いかも。