それは小さな・・・・・2

 

 

 「問題は名前だな〜・・・・・・」

幸村はそう言うと「う〜ん」と唸った。

サスケが少女を育てることを許したあと、

他の十勇士達にも少女のことを説明した。

他の十勇士達はあっさりと「幸村様のお考えならば」と、了解した。

 そして今はこの少女の育て方について会議(?)が開かれていた。

とりあえず、この少女を育てるのは才蔵と小助と、サスケとそれから幸村と言うことになった。

そして最後に残ったのが名前だった。

「あー、オレ、こういう苦手」

と言って、サスケはどこ変え言ってしまった。

幸村は少し不服そうな顔をしたが、サスケが戻ってくるはずもなく

あきらめた様子で、話し合いを続けることにした。

「さて、どうしますか?」

と、小助の言葉が合図かのように少女の名前についての議論が行われた。

 

 

 

 

                            翌日。

 

 

 

少女の名前はまだ決まっていなかった・・・・・。

まぁ・・・当たり前のような気もするのだが。

途中から宴会と化した話し合い。

勿論、騒いでいたのは幸村なのだが・・・・。

その様子を一部始終見ていたサスケ。

「はーっ」と大きなため息をついたとか・・・・・・。

「やっぱ・・・・幸村だよな・・・・・・」

冷め切った口調で、当たりに酒の瓶などが散らかっている部屋を見ている。

その中で少女は小さな寝息を立てて眠っている。

 

 

 

 

 

 

 

時は変わってお昼。

サスケは少女と散歩に出ていた(正確には連れていかされている)

「お前、名前が無いのか?」

少女はコクンと縦に首を動かす。

「親父とお袋は?」

少女は左右に首を振る。

「そっか・・・・・」

その時、どこからともなく風鈴のいい音が聞こえてきた・・・。

サスケは何かを思いついたようで、少女に「早く帰ろうぜ」

と言った。

 

 

 

 

「サスケ、お帰り〜」

サスケと少女が九度山に帰ってきて、幸村がテケテケとサスケによってきた。

「この子の名前決まったよ」

ニコニコしながら幸村が言う。

「この子の名前間はね・・・・・・」

「なつき」

「え?」

「だからこいつの名前は『なつき』」

幸村は少しビックリしたような顔をしていた。

しばらくして「あ〜」っと、声を上げた。

「夏が来ると書いて『夏来』なんだね・・・・」

サスケは少し顔を紅く染めて、フイっと顔を背けた。

サスケらしい名前の付け方である。

「じゃあー、この子は今度から『なつき』ちゃんだね!」

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

何ヶ月ほったらかしにしていたんだろ?

この続きを楽しみにしていた人、今まで本当にすみませんでした!

これからは真面目に書くので、許してやって下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送