月夜


一人の少年が月を見ていた。
今宵も良い月で満月だった。
少年の名はアキラ。
狂に拾われた孤児であり、四聖天の一人。
アキラは狂を尊敬していた。
自分を拾ってくれただけか、こんなに強くしてくれたのだ
尊敬しないはずがない。
そう・・・彼と今日のような月夜に会った・・・。


町は活気にあふれていた。
町と言うよりは村に近かった。
町の人は皆、一致団結していたため町は安全だった。
そんな町にアキラは育った。

今日もアキラは元気だった(当たり前だ)。
変わったことと言えば特にはなかった。
今日はお使いを頼まれ、親の手伝いをしたくらいだ。

酒屋に一人の男がいた。
無論、狂である。
狂は人々の目をひいた。
肩より長く伸びた髪、鬼のような紅い瞳、簡素な服、
そして五尺の刀。
しかし狂には誰も近づけなかった。
狂からは全身から何かが発せられていたからである。
しかし狂はようようと酒をすすっていた。

時は変わって深夜。
笠木も眠る丑三つ時。
そんな中、騒がしくしている者もいた。
夜盗である。
もちろん、金目当てである・・・・・。
どこかで悲鳴がする。
恐怖に満ちた声が町中にあふれる。
「かあさん・・・・・」
アキラが母を見たときはもう事切れていた・・・・・。
ザッ。
足跡がした。
アキラは護身用の小刀を構えた。
自分自身を守るために。

所は変わって・・・・・。
狂の前に死体が数体、倒れていた・・・・・。
狂がやったのである。
狂は辺りを見回すと歩き始めた。
ドサッ。
また一人、倒した。
そして物陰で一人の少年を助ける。

それは突然の出来事だった。
襲ってきた夜盗が急に倒れ、男が目の前にやってくるのだから。
どちらにしろアキラには危険な状況だった。
しかし負けると分かっていてもアキラは必死に抵抗した。
何も言わずただひたすら相手に立ち向かう。
「暇つぶしに助けてみたらこんなガキじゃねえか」
おとこが言った。
それのも動じずアキラは小刀を構え続けている。
「ほぉ、オレ様に刃向かおうとするか」
「・・・・・・」
「いい目をしてるなガキ。
  いいだろう、お前をこの世で二番目に強い男にしてやるぜ」
アキラにはそれがどういう風に見えただろう。
満月を背景に鬼がたっているように見えただろうか・・・・・。

「おい、アキラ」
呼ばれてアキラは振り向く。
そこには姿勢天の一人、梵天丸がたっていた。
「何見てたんだよ?」
「別に。ただ月を見ていただけだ」
「月がどうかしたのか?」
「・・・狂と初めてあったときこんな月だったなと思って
  みてただけだよ」
「月を見るのは勝手だが、もう飯の時間だぜ」
そう梵天丸が言うとアキラは歩き出した。

  

end・・・・・・。

 

あとがきの名を借りて謝罪。

 

また作ってしましました・・・・。

へぼ作品を・・・・。

これもくろサンに捧げた作品です。

まだネタがあるんですが・・・・・・。

書くのがめんどくさい・・・・・・(核爆)

文章にまとめる作業は楽しいのですが、いつも他のことに気を取られてしまって。

なかなか書けない・・・・・・。

やはり私は小説を書くには無理なんでしょうね・・・・。

 

今回、くろさんのリクエストでアキラがらみの小説、

ということで書いてみました。

アキラの過去は10巻くらいしか載っていませんし。

あ、ただし四聖天時代を抜きます。

これくらいかな?と思って狂との出会いを書きました。

この辺にしておきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

紅葉。

 

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